三月人形<お雛様>

お雛様はどのようにして生まれたのか。
昔は今と違い良い医者も少なく、良く効く薬もなかなか手に入りませんでした。病気にかかるとどんどん重くなってしまう人が多かったと言われていました。特に生まれたばかりの赤ちゃんは抵抗力がなく、ちょっとした病気でもたちまち悪化し、治らなくなった子もいました。そこで赤ちゃんが生まれるとすぐに丈夫に育ってくれますようにとお祈りをしながらお人形をつくり、赤ちゃんの枕元に置いて、お人形に赤ちゃんの病気や怪我など悪いものを全部身代わりになってくれるようにと信じられてきました。また、子供がお雛様のように美しく、何不自由なく成成長してもらいたいという親心も宿っています。そのお人形が昔からの形から現代のような形に変化し、お雛様が出来たとされています。親や親族の願いがお雛様の形になったのでしょう。

 わらべ人形
わらべ人形は、初節句のお祝いとして叔父、叔母、親戚などから贈られてきた人形です。また今ではご友人の御誕生などにもお祝いとしてお渡しをしております。可愛らしい笑顔や華やかな衣装で彩られており、昔ながらの雰囲気がございます。ご友人にプレゼントとしてお渡しをしてみてはいかがでしょうか。

家庭でのお節句の楽しみ方
家族の絆を大切にいたしましょう。

現在、私たちの生活は、あふれる情報の中で、せきたてられるように時を費やしています。人も企業も走り続けることが求められ、諸事便利になってはいますが、その反面で人として最も大切な豊かな感情、すなわち情緒が次第に薄れてきています。近頃では子供達の世界にもその影響が及び、いろいろと難しい問題が持ち上がっています。

 また家庭では核家族化が進み、祖父母と孫との触れ合いもなかなかできません。お子様のお節句{桃の節句(女の子)=三月三日 端午の節句(男の子)=五月五日)のお祝いを機会に、何よりも親と子、祖父母と孫が触れ合うこと、また親しい方々をお招きしてホームパーティーを開くことなどで、人と人との絆をより深めていきたいものと考えます。

 昔は通常、家族のみならず親戚までをも含む大家族制が多く、大勢が一つ屋根の下で生活していました。お子様のお節句なども一同が揃って祝う事が多く、そこには家族としての強い絆がありました。こうした集まりを重ねる中で情緒ある家庭生活が営まれ、子供たちは自然に家族の絆、家族の大切さを学びながら育ったものでした。

 現代では核家族化の影響で、祖父母と孫とが和やかに触れ合う機会も減り、家族としてのだんらんの時さえなかなかとれません。ひな祭りや端午の節句に代表される季節の行事を大切に、出来るだけ多くの機会に皆様が集まり、お子様を祝福してあげること、さらに、お子様が何歳になってもそれを続けていくことが、家族としての絆をより深めることにつながると考えます。また、こうしてお節句のお祝いパーティーを開いた方々から、異口同音に開いて良かったという満足の声が聞かれるのも事実です。昔の人から現在まで引き継がれてきた日本文化を大切にして、日本人としてこれからも子供やお孫さんに引き継いでいきたいものです。

流し雛
流し雛をする意味はお節句が終わると災いをお人形に託して川へ流します。この時、お雛様といっても立派なお人形ではなく、紙や竹でこしらえただけの人形に似た簡単なものを俵に乗せ浮かべます。お雛様が途中でひっかかったり、止まったりしないようにと、心を込めて水に浮かべます。。各地で流し雛の仕方が異なりますが、風習として流し雛の行事が行われています。

現代では、お住まいに飾る場所がないという傾向がありますが、小さな雛段や収納型の雛人形もございます。

厳選した商品を取り扱い、また当店でも造作しております。

御検討されている方は一度ご来店下さいませ。

お雛様の販売はお正月~三月末までです。

但し特製立雛は年間通して販売をしております。

(商品の数に限りがございます。)

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