5月人形<兜・鯉のぼり>

 端午の節句とは
男の赤ちゃんが初めて迎える五月五日のお節句を初節句といいます。現在では子供の日となっていますが、本来は端午(たんご)の節句と言いました。端午とは五月初めの午(うま)の日のことです。端午は奇数の重なることをおめでたいとする考え方から、やがて五月五日に定着しました。身を守るための鎧兜や、あるいは五月人形を飾る習わしの中には、我が子の健全な発育と多くの困難に打ち勝ってたくましく成長してほしいと祈る両親や家族達の真剣で、しかも温かな祈りが込められているのです。

どのようにお祝いをしたらよいか
五月五日当日、又はその前夜に、両家の祖父母、親戚、親しい友人などをお招きします。また、お返しは子供の名前で内祝いとして贈ります。これは古くからちまき、または柏餅がよく使われます。お礼の手紙に赤ちゃんのスナップ写真を添えるのもよいでしょう。ただし、お祝いの席にお招きした方には特にお返しの必要はないでしょう。

連獅子
獅子には、我が子を谷底へ蹴り落として、はい上がってきた強い子獅子だけを育てていたと言われています。その厳しく鍛える様子を取り入れ、豪快な中にも情愛を込めて親子の獅子が連獅子となって舞います。右の白い髪が親獅子、左の赤い髪が子獅子です。お子様の健やかな成長を願ってお部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。

鯉のぼりの由来
鯉は、潔い姿かたちとともに非常に生命力の強い魚です。鯉のぼりは、黄河の急流をさかのぼり、龍門の滝を登りきった鯉は、龍となって昇天するという中国の伝説にちなみ、どんな試練にも耐えて立派な人になるようにと子供の出世を祈るためにたてられるものです。なお、戸外に建てるのぼりは、もともとは天の神様に降りてきていただく目印だったと言われています。

どんな人形を飾ったらよいか
飾り方は大きく分けて二通り、外飾り(鯉のぼり)と内飾り(鎧、兜、または子供大将飾り)があります。内飾りはこれらを中心にして、いろいろな道具や人形を飾り添えます。本来は、出世を願う鯉のぼりと成長を祈る内飾りの両方を飾るのが望ましい形ですが、地方によりどちらをメインにするかは若干異なります。土地の風習を尊重しながら、その中でそれぞれのご家庭にふさわしい飾り方を工夫して良いと思います。

厳選した商品を取り扱い、また当店で造作もしております。修理も御相談致します。また、鎧、兜、鯉のぼり、子供大将を多数ご用意しております。五月人形の販売期間は3月上旬から5月5日までです。

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